渋滞中のストレス解消に!車内で楽しめる暇つぶし方法12選
ドライブや行楽に出かけた際に、スムーズに移動ができればいいのですが、そう上手くいかないことも多いものですよね。
特に人気のスポットに出かけた際に巻き込まれるものといえば、「渋滞」ではないでしょうか。
2015年に行われた調査によると、東名高速道路の海老名~横浜町田間の上りで起こった渋滞が最も長く134時間もの損失時間を生んでいたことが分かっています。
無駄な時間を有効に利用するためにも、是非渋滞の暇つぶし方法は覚えておきたいもの。
そこでこの記事では、渋滞にはまってしまった時におすすめの暇つぶし方法を厳選して紹介していきます。
目次
渋滞で余計にかかった時間は一人当たり約40時間
実は渋滞が起こってしまった場合、全国各地に社会的損失が生じてしまうというのをご存知でしょうか。
国土交通省が行った調査によると、渋滞損失時間は都道府県別の総量を比較すると、三大都市圏と呼ばれている首都圏と中京圏、そして京阪神圏が突出している状況です。
しかし、人口あたりの渋滞損失時間を比較してみると、混雑で余計にかかる時間はどこの都道府県でも代わりはなく、平均で一人当たり40時間の損失があるという結果が出ているのです。
つまり、首都圏などの三大都市圏以外にお住まいの方でも、基本的に一人当たり40時間の渋滞損失時間が毎年のように生じています。
乗車時間100時間に対して、約4割の時間が渋滞によって損失しているわけですから、この時間を渋滞の暇つぶしなどを使って有効にするのは有意義な生活を送れる素晴らしい方法と言えるでしょう。
時間だけじゃない!渋滞が引き起こすリスク
時間をロスするだけではなく、渋滞が引き起こすリスクは意外と多く存在しています。代表的なリスクは、肉体的ストレスと精神的ストレス。また眠気を引き起こしてしまうというリスクです。
渋滞中は長時間座りっぱなしという姿勢を余儀なくされてしまい、身体を伸ばすことができません。これによって肉体的なストレスを高く感じます。
身体も凝り固まってしまうことから、運転の操作ミスを誘発し、事故のリスクを高めます。
精神的なストレスとしては、終わりの見えない渋滞によるイライラが有名ですね。
精神的な余裕がなくなることにより、他ドライバーへ怒りが向いて危険運転をしてしまったり、あおり運転に発展して事故につながるなんてことは、よくある事故のパターンといえるでしょう。
また暇つぶしがなく、会話もないような状態での渋滞は、眠気を誘ってしまいます。ふとした瞬間にうとうとしてしまい、アクセルとブレーキの踏み間違いをしてしまう。
ブレーキを踏む判断が遅れて追突してしまう。ハンドル操作が疎かになってガードレールなどにぶつかってしまうなどの事故につながってしまうわけです。
このように渋滞の暇つぶし方法さえ覚えておけば、眠気を感じることはありませんし、精神的なストレスを高く感じることも防ぐことができます。
一人でもできる!渋滞中におすすめの暇つぶし5選
家族で旅行というケースばかりではなく、一人でドライブを楽しむために出かけた先で渋滞に巻き込まれるなんてことも普通にありえますよね。
そこでここでは、1人でいる時の渋滞中におすすめの暇つぶし方法をご紹介していきます。
一人の場合には、運転をしなければならないのが前提ですし、誰かに助けてもらうこともできませんから、覚えておいて損はありませんよ。
ラジオを聴く
渋滞中に一人で行える暇つぶしの定番といえば、ラジオを聴くことではないでしょうか。
AMとFMの両方の放送局を24時間いつでも聴くことができるラジオは、渋滞のみならず車中での暇つぶしとして、かなり重宝できる存在といえるでしょう。
BGMとして流しっぱなしにするだけで楽しめるのも暇つぶしとしてラジオを選択する大きなメリットですよね。
また車で訪れた先々のローカルラジオ局を聴くのも楽しいものです。方言丸出しでパーソナリティが会話を楽しんでいる番組もあり、会話のやり取りを流しているだけでも、かなり面白いものですよ。
中にはその地方で行われているイベント情報を紹介してくれたり、地元ならではの飲食店などを紹介してくれるので情報収集ツールとしても活用できます。
ヒトカラする
歌を歌うことは、ストレス発散になりますし、何より一人で渋滞に巻き込まれた際に訪れる眠気防止にもつながりますから、おすすめの暇つぶしといえるでしょう。
歌詞を見ながらの運転は危険ですから、カラオケ店のように歌詞の字幕などはありませんが、音楽を流しながらそれに合わせて歌うというだけでも十分にカラオケ気分を楽しむことは可能です。
ただし、渋滞中にかなりボリュームの大きい音量で行うと、周囲の車両の迷惑になりますから、ボリュームには十分注意をするようにしましょう。
周囲の車両に迷惑になることの他にも、緊急車両などのサイレン音が聞こえず、取るべき対応が取れなくなってしまう恐れもありますから、音量の大きさには十分に注意するようにしてください。
音楽を聴く
人は好きな音楽を聴くと、脳内でドーパミンという神経伝達物質の生成が促進されます。ドーパミンは、気持ちを心地よくしてくれる効果があります。
このため、音楽を聞いているだけでも、渋滞時に起こるイライラなどを抑えてくれる効果が期待できるのです。
渋滞中でもリラックス状態になれますから、乱暴な運転などをして事故を起こしてしまうリスクを回避できる暇つぶしといえます。
特にアップテンポなEDMやヒップホップなどのジャンルであれば、脳をより刺激でき、眠気が訪れるのを軽減してくれるという研究結果も報告されているため、渋滞中の暇つぶしに聴く音楽ジャンルとしてはおすすめですよ。
近年ではCDなどのメディアを持っていかなくても、スマホを車内スピーカーにつなぐことができれば、いくらでも楽曲をダウンロードできますから便利ですね。
窓を開けて空気を入れ替える
一人で行える渋滞中の暇つぶしとして眠気対策として利用できるのが、窓を開けて空気を入れ替えること。
広いスペースがある車であったとしても、部屋などと比べるとその空間は狭いものです。長い渋滞中には、車内の空気もどんよりとしてしまうものではないでしょうか。
そんなときに窓を開けて換気を行えば、気分も一気に爽快になれるものです。
キレイな空気を吸っていると、心も身体もリフレッシュすることができます。渋滞中にイライラとしてしまい、乱暴な運転をして事故などを起こさないためにも、頻度よく車内の空気の入れ替えは行うべきでしょう。
一度に長い時間空気の入れ替えを行うというよりも、5分~10分程度の時間で問題有りません。2時間おきに1度という頻度を目安に暇つぶしをしてみましょう。
アメやガムを食べる
渋滞中に一人で行える暇つぶしとして最後に紹介するのが、アメやガムを食べるという暇つぶしです。
アメやガムは、片手で食べることができるものですし、こぼれにくく、手が汚れるなんてこともありませんから、渋滞中の暇つぶしにマストなお菓子と言えるでしょう。
渋滞中にどうしても小腹が空いてしまうこともありますよね。一向に進まない渋滞のイライラに加えて、空腹感まで感じてしまうのは、相当なストレス状態といえます。
そんなときにアメやガムを食べて少しでも空腹感を満たすことができれば、ストレスを軽減することにもなりますね。
またミント系のガムなどは眠気覚ましになりますから、渋滞中に起きやすい居眠り運転の防止にもつながるのです。
2人以上で楽しめる!渋滞中におすすめの暇つぶし7選
次に2人以上車内にいる場合の渋滞の暇つぶし方法を紹介します。
2人以上人数がいれば、工夫次第で退屈な渋滞時間も有意義で楽しい時間に変えることができますよ。
イントロゲーム
最初に紹介する2人以上いれば行える渋滞中の暇つぶしですが、イントロゲームはいかがでしょうか。
車中に装備されているオーディオ機器を操作する出題者がいれば、問題なくイントロゲームを行うことができます。
最近ではオーディオの操作を運転席のハンドルでも簡単に行える車がほとんどですから、音楽ファイルを聞けるタイプのカーオーディオであれば、イントロの数秒を流し、曲を止めて当て合うというイントロゲームが行えます。
他にも『うたドン!』などのイントロゲームアプリも配信されていますから、スマホさえあれば、イントロゲームを楽しむことができる時代です。
ジャンルも懐メロやアニメ、ゲーム、J-POP、アイドル、V系、ヒップホップなど多くのジャンルの音楽ジャンルから選べるので盛り上がれますよ。
あいうえお作文
次に紹介する2人以上で行える渋滞中の暇つぶしは、あいうえお作文です。
名前のとおり「あいうえお」を使って作文を作るという言葉あそびの一種ですが、やってみると意外と盛り上がります。
やり方はお題となるテーマを設定して、それをひらがなになおしてその文字を頭文字になるように作文を作っていくわけです。
50音のいずれかの行をそのままお題にしてもいいですが、季節の単語や、流行りの言葉。他にも渋滞にハマってしまっている場所や、出かけにいくスポット名にすれば、更に盛り上がれることでしょう。
最初から難しいお題はハードルが高いので、自分の名前をお題にして自己紹介の文章を作文として考えてみる。
他にも家族やパートナー、友人への感謝の気持ちを作文にしてみるということも、あいうえお作文初心者向けのコツになりますから、覚えておきましょう。
条件付きしりとり
更に2人以上いれば楽しめる渋滞中の暇つぶしとしては、条件付きしりとりがおすすめ。
一般的なしりとりのルールは、「前の人が言った単語の最後の字から始まる単語を言うこと」と、「ん」がついてしまったら負けという条件だけですよね。
幼児などの場合には、一般ルールでも問題ないのですが、幼児向けの暇つぶしとある程度の年齢になった人達には敬遠されがちな暇つぶしでもあります。
そこで条件をつけて、しりとりの難易度を上げてあげると、大人などでも楽しめる暇つぶしに早変わりするわけです。
・単語の文字数制限(4文字、5文字など)
・テーマの限定(デパートで売っているもの、食べ物など)
・濁音、半濁音、長音、半音を含む単語、もしくは含まない単語(ドイツ→つるぎ→ギター→ターボライター)
このようにルールを細かく設定することでしりとりの難易度が上がり、間違えやすくなるため、渋滞中の暇つぶしには持ってこいの暇つぶしになりますよ。
心理テスト
心理テストも渋滞中の暇つぶしには持ってこいの暇つぶし方法です。
簡単な質問の答えによって、隠されたその人の心理が分かるというテストが心理テストになります。
例えば「あなたは道で迷ってしまいました。すると、目の前にあるものが落ちてきました。それは一体なんでしょう?」という質問をします。
それで答えた答えが、回答した人が今欲しいものになります。
紙とペンなどを使って、何かを書かせるタイプの心理テストもありますが、こうやって簡単な質問に答えるだけで心理が分かる簡易的な心理テストも数多く存在しているのです。
スマホなどを持っていて、インターネットにつながるツールを持っていれば、渋滞中の車内でも問題なく心理テストを探すことができますよ。
なぞなぞ・クイズ
心理テストやしりとりと同様に渋滞中の暇つぶしとして人気が高いのが、なぞなぞやクイズです。
なぞなぞとクイズは厳密には違うものですが、こちらもスマホなどを持っていれば、いくらでも問題を仕入れることが可能ですよ。
クイズはある程度の教養がないと解けない問題が多いため、2人以上の車中に小さなお子さんなどがいる場合には、なぞなぞをするのがおすすめ。
例えば、「カメとラクダとサイが買い物に出かけました。一体何を買うのしょうか?」といったなぞなぞは、すぐに解けるハードルが低い問題です。
答えは「カメラ」。理由は「カメラください」だから。『なぞなぞランド』などのサイトを訪れれば、難易度がやさしいものから難しいものまで多くの問題が用意されていますよ。
怖い話をする
2人以上で行える渋滞中の暇つぶしに、怖い話はいかがでしょうか。
学校の怪談やトイレの花子さん、こっくりさんなどスタンダードな怖い話を筆頭に、各地方に独自に伝わる怖い話は沢山あるものですよね。
怖いものみたさで小さな頃に怖い話を聞いた記憶は誰にでもあるはず。
怖い話のネタがなければ、前述までの暇つぶしと同じようにインターネットが閲覧できるスマホなどのデバイスがあれば、いくらでも怖い話を仕入れることが可能。
特におすすめなのが、世界一怖い話を掲載しているという『怖話(こわばな)』というサイトです。
2万話を超える怖い話が掲載されている上、日々新しい怖い話が投稿されてくるため、どんどんと話数が増えていっているサイトになります。
滑らない話をする
渋滞中のイライラを脱却したいと思っているなら、滑らない話を暇つぶしとして使うのはいかがでしょうか。
笑う門には福来るという言葉があるように、笑うことで渋滞のイライラから開放されること間違いなしです。
科学的にも証明されており、笑うことで副交感神経が刺激されます。すると脳の温度が上がることになり、ストレス解消につながると言われているのです。
誰にでも失敗談など笑える話の一つや二つは持っているものでしょう。
それをただ車中で話すだけですから、非常に手軽な暇つぶしとは言えませんか。
ただし、急に「面白い話してよ」などと言われても困る人がほとんどではないでしょうか。
渋滞に巻き込まれそうだと思ったら、暇つぶし用に日々ネタを探してストックしておくと良いですよ。
渋滞のみならず、パートナーや友人などとの会話にも使うことが出来ますから、持っていて損はありません。
まとめ
この記事では、渋滞にはまってしまった時におすすめの暇つぶし方法を、1人とそれ以上にでいると分けて合計12選ご紹介してきました。
渋滞に巻き込まれてしまうと、どうしてもイライラが募ってしまい、結果として運転が乱暴になってしまったり、周囲の車両が敵のように思えてしまうものです。
渋滞のイライラをそのままにしてしまうと、結果として不幸な事故を引き起こしてしまう可能性だってありますから、気分がリフレッシュでき、冷静な心理状態に戻すことができる暇つぶしを覚えておき、実践することをおすすめします。
ここで紹介した渋滞中に使える暇つぶしを是非活用してみて下さいね。